やまもり

山森(故障派)と森山(特になし)の文集

恥ずかしさの反射

 


「ここまで何か質問ある?」

「はーい。先生のスリーサイズ教えてください」

「今は言えないから、田中くん、知りたかったらあとで職員室に来なさいね」

 

耳が真っ赤になるような純情中学生を妄想してうひひひと眠りについた。布団の中で力の天才たちのことを考えていたらこういうのが浮かんできた。言葉と力がいったりきたりする感じ。謎の力が彼の耳朶を赤くする。身体を赤くする力の式があるならば田中くんはそれを知ってるはず。ただし、天才のやり口で。

 

 

「言語活動が始まると共に欲求が人間化する」

夜に本を読み返していたらこんな文章を見つけた。田中くんの耳が赤く染まるのは熱力学かな。それとも恥ずかしさが鏡で跳ね返ったのか。