やまもり

山森(故障派)と森山(特になし)の文集

朝、眠くてさあ

 

般若のような顔を枕にこすり付けて眠りから覚めはじめる。「うあー」とか「あうー」とか咽喉をふるわせて、やっとこさ床から這いあがる。立ち上がり方を忘れていない身体機械に任せてモゾモゾ身を立てて、重い頭が落っこちないようにそろそろと運ぶ。洗面所で口腔の黴菌を洗い流す。レバーをあげると行く場所を得た水と圧力がジャージャー流れて、少しだけ眠気も一緒に流れる。用足しにトイレに入る。トイレ。この一人部屋の専門家はお布団みたいに心地良い。咽喉のように門をふるわせて快感回路を再生する。「我用を足す、故に我あり」。今朝もわたしの我に不調はない。好調に存在している。

 

そんなこんなで、布団へ戻って眠るという選択肢が実行困難さのため、消えてゆく。手を洗ってパンを齧って支度する選択の方が……、くっ、くやしいけど、簡単なの……。わたしはペタペタと裸足を鳴らして簡単な方へ歩いていく。ヨダさんのお天気検定のころには、般若だったわたしの顔が電車やバスの乗客みたいな無表情になった。この電車は生活号、生活号、職場行でございまーす。


イヤホンから流れてくる曲はそれを聴くというより他の音を聞かないために機能してる。たとえば、布団に戻って眠れという子守唄が聞こえないように。「ねむれーねむれーははのてにー」。まずい。ヨダさんが天気を説明する音で耳に蓋をする。このあとのスッキリ?PON?バイキング?知らないよーそんな番組。働きに行ってきます。


最近ねむくてねむくて、ダメだあ~~~