やまもり

山森(故障派)と森山(特になし)の文集

ドラクエ11の進行とドラクエ7の思い出

 

 

スザンナじゃなくて……、そう、ベロニカが仲間になった。

蒸し風呂で休んでたベロニカは魔物にさらわれて魔力を奪われてたんだってさ。わたしたちの活躍で魔力を取り戻した彼女が冒険の仲間に加わった!

魔物に捕まっていたもう一人の人物もわたしたちは助けてあげた。それが情報屋のルパス。彼は生来の巻き込まれ体質で、運悪く様々なトラブルを引き寄せてしまうせいで世界の裏情報に精通しているそうな。

 

「男湯と女湯ののれんが運悪く入れ替わっていた」「俺が蒸し風呂(女湯)に入ると」「女性が魔物に連れ去られそうになってた」「助けようとしたが助けられるわけもなく、俺も魔物に捕まっちまったんだ」

ルパスがそう話したあと、ベロニカがわたしに向けて目配せした。

「イヤなやつよね」

とでも言いたげに。

 

わたしは彼女にウインクを返す。

ルパスの言ってることは、嘘、言い訳で、女湯を覗こうとでもしてたのだろう。運悪く?巻き込まれ体質?たぶんそれも言い訳で、トラブルを引き寄せるのはほとんどが自業自得なんだろう。でも、ルパスにとって言い訳は本当で、嘘は真実。自分から首を突っ込んでるのに「巻き込まれた」って信じてる人いるよねー。そういう人ほどおしゃべり。情報は通じるからしゃべりやすい。あるいは、通じなきゃいけないからしゃべらされる。

ベロニカの目配せの向こうから、物語を描いた人のウインクが届く。

 

 

ドラクエはいつもストーリーがすごい。

そんじょそこらの本には負けてない。

 

 

ドラクエ7で思い出すのが、最初に復活させる村(ウッドパルナ)のお話。

 

村は荒廃していた。

 

住人たちに話を聞くと、自分がつくったもの、家とか畑とかを、自分たちの手で壊すよう魔物に命令されているそうだ。村には大人の男しかいない。妻たち女たちは魔物にさらわれて人質になってる。だから彼らは逆らえない。魔物の命令に従うしかない。どうせ自分の手で壊すのだからと、村に残された男たちはつくる気力が失せていく。

 

……まるでサラリーマンじゃないかとわたしは思った。

 

意見を述べたとして、どうせ上司に壊されるのだから言う気が失せる。女房と子供のため会社の命令に従うしかない。なにも、自分の手でつくろうなんて思えない、どうせ壊すのだから。馬鹿馬鹿しい。

 

わたしは3DS版で7をやったのだけどプレステ版は2000年発売だって。
十七年前か。
ふむ。

 

何かを人質にとって「自分の手で壊せ」と命令する魔物たちは、ネットを見渡すと、そこらじゅうにいる。

 

「おまえなんて大した人物じゃないと認めろ」
「お前自身の手でおまえの自尊心を壊せ」
「そうしなきゃ仲間外れにするぞ」

とか。


ウッドパルナの村人が、優しくなくて

「女房や子供など知ったこちゃない」
「人質が殺されたって知るものか」
「おいらは村から逃げ出すぜ」

なんてやったら酷いストーリーだ。

そんな人は形を失ってる。

 

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ウッドパルナが犯した罪

村人たちは、かつて、別の魔物から村を守ろうとした青年(パルナ)を見殺しにした。女を人質にして村を壊せと命令している魔物の正体は、殺されたパルナの妹、マチルダさんなのだ。マチルダは兄を見殺しにした村に復讐してたのさ。

 

「大切な兄を奪われ」
「誰にも恨みをぶつけられず」
「自分を殺して生きてきた」
「私の苦しみを知れ」

 

マチルダと主人公たちは戦う。
彼女はこちらを攻撃してこないのでやっつけるのは簡単だった。あとから知ったのだけど、彼女との戦闘は逃げてもクリアできるらしい。

 

わたし(ドラクエ7の主人公)はマチルダから木の人形を託される。それはパルナ兄の形見で、売ると1ゴールド。

 

罪と復讐に閉じ込められたウッドパルナのストーリー。人の形って悲しいなあなんて、ここまでキーを打って文章にしていたら、誰かがわたしを呼んだので席を立った。そしたらすごくムカツクことを言われた。腹立たしいったらない。世界なんて滅びてしまえばよい。早く家に帰ってドラクエの続きやりたい。